昭和45年に個人経営の京都病院としてみやこ町に開院して以来46年が経過し、この間の医療情勢の変化に応じて京都病院は変化してまいりました。昭和50年に医療法人となり平成5年に麻生グループの医療法人になるとともに医療法人 博愛会へと名称変更されました。爾来21年医療法人 博愛会は徐々に発展してまいりました。
平成10年に老人保健施設(現在の介護老人保健施設)博愛苑を苅田町に開業、平成13年に京都病院新棟竣工、京都病院デイサービスセンター、平成14年博愛苑ケアプランサービス、平成19年にはグループホームまごころとデイサービスセンターえがおを博愛苑で開始しました。以上のように博愛会は高齢者への医療・介護サービスの提供を通してこれらの地域に貢献をしてまいりました。平成24年には頴田病院の新棟が竣工し現在の体制となりました。医療法人 博愛会は高齢化が進むそれぞれの地域医療に貢献するとともに、頴田病院では家庭医の活躍により在宅医療、家庭医による新しい診療提供体制の構築を通して活躍しております。
医療法人の活動を通して社会貢献をすることを基本方針としております。それぞれの施設をご利用の患者さま、ご家族に満足していただくだけではなく、すべての従業員、出資者、さらには施設周辺にお住まいの方などすべての方々に満足を提供することを目的としております。医療法人の存在意義は医療・介護サービス提供を通しての地域への貢献です。そのためには最適な経営判断と地域が求める医療サービス需要を把握し、必要な医療・介護を提供する能力を向上させてゆくことが必要です。
それぞれの地域の特性に応じて最適な診療を提供いたします。京都病院では高齢化の進行する地域におきまして長期入院を必要とする患者に向けて医療療養病床を運営しております。急性期病院から直ちには退院できない患者を受け入れて十分に時間をかけてリハビリと治療を行っております。在宅復帰機能の強化により地域包括ケアシステムにも貢献できるようにしております。博愛苑も在宅復帰機能を強化しております。それぞれの地域の必要とする医療ニーズを適切に提供し、さらに地域医療に貢献が出来るように努めてまいります。今後とも医療法人 博愛会をご指導ご鞭撻いただきたく宜しくお願い申し上げます。